さあ、いよいよラクダに乗ってサハラ砂漠1泊2日の旅がスタート。
ガイドに導かれ、50度超えの超炎天下と1時間に1回くらいやってくる強烈な砂嵐に耐えながら、2時間近く砂漠をさまよう。
360度砂ばかりの中、はるか向こうにゴミ捨て場?なぜ?いや、近寄ってよく見ると物置?じゃなかった、大変失礼しました、砂漠の遊牧民族ベルベル人のお宅でした。
中にお邪魔すると、甘くて美味しいミントティーでお出迎え。う~、乾いた体にしみこんで来る。
ここでの生活は過酷そのもの。朝晩の寒暖差は50℃。家が砂嵐に吹き飛ばされるのは日常で、3年間雨が降らず、数キロ先まで地下水を汲みに行き生活しているそうだ。強い!砂漠の民。
ラクダの背中との摩擦でお尻の皮が剥ける頃、ようやくたどり着いた今夜の宿泊先、ここもベルベル人のお宅。さっそく家族みんなで名物料理のタジン作り。ありがとう!
そのイケた味とボリュームにガイドのおじちゃんも大満足。
お腹がいっぱいになると眠くなるもの。だが、もちろんベッドなんてものは無い。砂漠の上で雑魚寝だ。右のふとんがガイドのおじちゃん、左が自分の陣地。2メートル先にはラクダの縄張りが迫る。う~ん、謎のトライアングル・・・。ラクダに踏み潰される恐怖と砂嵐に埋まるリスクを抱えながらも、朝まで体全体でサハラを感じながら眠りについた。
「砂の世界」へ続く