地球上で最も広い砂漠、サハラ砂漠。
その広さはおよそ1,000万K㎡。
東京ドーム2億2千万個分(分かり難い!)
もうちょっとだけ分かりやすく言うと
日本列島が26個半すっぽりと入ってしまう広さだ・・・。
モロッコの観光都市マラケシュで、砂漠走行に耐え得るパジェロを手配し、険しいアトラス山脈を越える。
世界遺産アイトベン・ハッドゥまでたどり着いたところでハッサンという青年に出会った。
(ハ)「この後、どこに行くつもりなの?」
(自)「今日はトドラ渓谷まで行って1泊して、明日サハラに向かうよ。」
(ハ)「おおちょうどいい。僕の実家はトドラ渓谷なんだよ。
うちに泊まっていいから君の車に乗せて行ってよ。」
(自)「う~ん・・・(悪い奴じゃなさそうだしな・・・まっ、いいか)OK!行こう!」
というわけで、
旅は道連れ世は情け。
異文化コミュニケーションを取りつつ600キロを走破し、トドラ渓谷についた頃にはとっぷりと日が暮れていた。
ハッサンは男ばかりの5人兄弟の長男。
突然の来客にも快く歓迎してくれ、
おいしいモロッコ料理をたっぷりと振舞っていただいた。
部屋にエアコンはなく、暑くてたまらないので、満天の星を眺めながら屋上で寝ることになった。
サハラ砂漠からの生暖かい風を受けながら、深い眠りについた。