横浜 川崎 後藤純一税理士事務所

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後藤純一 地球紀行

チェルノブイリの足跡(よみがえった村)~ウクライナ(後編)

事故当時、原発周辺には原発関係者とその家族以外にも住人がいた。周辺の村で農業を営む人たちだ。それでは原発事故の後、その周辺の村の住人たちはどうしたのだろうか?うわさによると彼らは一旦は村を離れたものの、やはり生まれ育った村の暮らしが忘れられず、また村に戻って普通に生活しているのだという。居住禁止区域なのに・・・原発からわずか3kmあまりなのに・・・。う~ん、彼らは一体どんな暮らしをしているのだろうか?それをこの目で確かめるため、早速村に向かった。

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村に残っているのは老人ばかり。若い層はもちろん原発から離れた都会に移り住んでいる。

サモショールと呼ばれる彼ら老人たちは法律的には不法居住者。だがウクライナ政府は事実上黙認してくれている。粋なはからいとも言える。ただし使えるライフラインは電気だけ。水は井戸水(って、汚染は大丈夫なの?)、食べ物は自給自足と週に1度の移動販売車に頼るしかない。
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ところが彼らに悲壮感はまったくない。

先週も娘一家が遊びに来てくれた。今年も庭の花をきれいに咲かせられた。最近は体調がいいから遠い川まで釣りに行ける。今年は天候がいいから野菜の出来も良い。出てくるのは前向きで明るい言葉ばかり。
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自家製ウォッカに自家製ワイン、裏庭の畑で採れたトマトとトウモロコシ、自家製パンでの即席パーティーが続く。

(サモショール)「ここウクライナでは、ウォッカを3杯飲めば友達になれる。さあ、あと1杯」

(自分)「う・・・、(ワインも結構飲んでるけど、それはカウントされないの・・・?)」

(サモ)「さあ早く、グイッと」

(自分) グイッ!「オ、オーチン フクースナ・・・(とても美味しい)」

(サモ)「ハラショー!(素晴らしい)」

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事故により一度は生活の灯が消えてしまった村・・・。だが現在、ふるさとに対する彼らの強い思いによって村は確実によみがえった。この生活の灯火が一日でも長く輝き続けてくれることを切に願う。

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