横浜 川崎 後藤純一税理士事務所

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後藤純一 地球紀行

トップ オブ ザ ワールド(世界の頂点)~ベネズエラ(前編)

「世界の頂点に立つ!」

おお、なんと心地のよい響きだろう。長年の夢、その世界の頂点に立てるチャンスがやってきた。とは言っても、エベレストに登ろうというわけではない。世界最高地点のロープウェイに乗り、その頂に立とうという計画だ。

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世界最高到達点に行けるロープウェイが南米ベネズエラのメリダという街にあることをかぎつけ、日本を出てから乗り継ぎを含めて30時間、遠路はるばるやってきた。

いやいや、さすが世界一。このロープウェイがハンパではない。スタート地点の標高は約1600mなのだが、ゴール地点の標高はなんと4700m超!日本一の山、あの富士山(3776m)の頂上よりも1000mも高い。そして始点から終点までの標高差は3100m、走行距離は約10km、頂上まで行くには1時間30分もかかるという・・・。

今まで自分が経験した最高地点は、ボリビアで記録した標高約4300m。今回はこの記録をも超える、自己記録更新の夢もかかっている。

ところで、標高差があるということは当然寒暖差もあるってことだよね?気になったので、スタート地点のロープウェイ乗り場に立ってたおじさんに聞いてみる。

(自)「頂上って、やっぱり寒いんですかね?」

(おじ)「そりゃ寒いさ。ここは25℃超えてるけど、頂上はきっと氷点下だよ」

(自)「えっ、この薄っ~いシャツしか持ってきてないんだけど・・・」

(おじ)「そこの店で厚めのジャンパーをレンタルできるぞ。借りといた方が身のためだ」

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なるほど、聞いてみるもんだね。危なく頂上で凍えるところだった・・・。
早速、教えてもらった店で分厚いジャンパーをレンタルし、何のためだかよく分からない準備運動をしつつ、世界最高到達点を目指すべくロープウェイ乗り場に歩き出した。
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