モンゴルの首都ウランバートルから車で3時間くらいの大草原。
電気、水道、ガス、電話、新聞、テレビ、ネット、なんにもない・・・。
さらに言えばお風呂もトイレもない・・・。
そんな大草原の小さなゲルで2泊3日お世話になった。
モンゴルに来たら大草原で思いっきり大の字になって寝転んでみたかったんだよな~!
って思っていたんたけど・・・。
よく見ると草原はいろいろな動物の落し物だらけで足の踏み場もない・・・。
一応は乾ききっていて土のようになってはいるが・・・、
う~ん、やっぱやめとこ。
お世話になった遊牧民は5人家族。
兄のプルドルチュと妹のドールコルスーレンが草原でじゃれ合う。
兄が妹に馬乗りになり、そばに落ちていた動物の落し物をわしづかみして、妹の口の中にぎゅっと押し込む。
「うっ、ぺっぺっ」
妹も負けてはいない。
割と新鮮で柔らかいものをつかんで兄の顔面をめがけて投げつける・・・。
「べちゃっ!」
すごい、日本の兄弟げんかとは次元と武器がまるで違う。
料理はおいし・・・くはない。
調味料は唯一塩だけ、だから味は3種類。
すごくしょっぱい、ふつう、あまりしょっぱくない。
こんな暮らしの中から次々横綱が生まれるんだから、大草原は力強い。