横浜 川崎 後藤純一税理士事務所

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後藤純一 地球紀行

続・大草原の小さなゲル~モンゴル(前編)

首都ウランバートルから車に揺られて3時間余り。建物一つ建ってない大草原の風景もだいぶ見慣れてきた頃、ぽつぽつとゲルが立ち並ぶ集落の前で車は止まり、草原に降り立った。

「ここで今日から3日間過ごしてください。家族には了解を取ってあります。あさっての昼ごろ迎えに来ます。では。」とだけ言い残し、あっけなくガイドはその場を立ち去った。

「大草原のゲルで遊牧民と暮らしたい。」

という一心でモンゴルの首都ウランバートルまでやってきた。そして、宿泊先のホテルの支配人に懇願して、ここまで連れてきてもらったのだ。
お世話になる家族は5人家族。お父さん、お母さん、長男のプルドルチュ、長女のドールコルスーレン、次男のバッツァンナン。

早速、あいさつ代わりに白樺の森へ一緒にお散歩。木登りに興じ、童心に帰る。自然とどちらが高いとこまで登れるか、木登り競争になる。

湘南藤沢の松林で育った自分は、小さいころから松の木登りは得意中の得意。こんな子どもに負けるはずは・・・。負けた。

「そんなに細い枝まで登ったら折れるわ!わかった、降参だからもう降りて来なさい」

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ゲルに戻るとこどもたちとお昼ごはん。
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食べ終わるや否や、草原でじゃれ合う兄妹。この様子はこちらで詳しく。

大草原の小さなゲル~モンゴル

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ゲルに戻ると今度はお父さんから乗馬でお散歩のお誘い。途中寄り道しながらも軽快に草原を走っていたのだが、遊び心満載の父ちゃんはあえて雑木林に突入。急坂と絡みつく下草に足を取られ馬は立往生。あげくの果てには道にも迷う。
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「父ちゃん、地球の歩き方見たって駄目だよ!」
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やっとの思いでゲルにたどり着いたのは夜の10時過ぎ。ヘトヘトで眠いけど、その前にお腹がペコペコだ。
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お母さん特製の肉入りモンゴルうどんを何杯もおかわりし、満天の星に囲まれながら、遊牧民たちとの長い1日が終わった。

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