野生動物マニアも兼任している自分は、次のターゲットをチンパンジーに定めた。 フォートポータルからルワンダとの国境方面に南下したところに今回のターゲット、チンパンジー達が住む森がある。動物園で見るのとは全く違う、生チンパンジーだ。 入口でガイドを頼み、長靴を借りてスタンバイOK!
いざ、チンパンジーの森へ。 って、道が無い!そして急な下り坂! 急な下り坂ということは、帰りは急な上り坂ってこと? いやいや、今はそんなことより生チンパンジーの発見に全力を注ごう。 道なき道の急斜面をガイドの後をただひたすら歩く。 足元は下草で地面が見えず、草の下にはぬかるみや石や木の根がトラップのように仕掛けられており、ツルツルと足を滑らせてくれる。ガイドの話によると蛇やヒル、ムカデなども多数いるらしい・・・。
何時間歩いただろうか、もしガイドとはぐれたら100%遭難してのたれ死にそうな地点まで来たとき、突然ガイドの足が止まった。 そしてガイドがささやく、 「*%#&$“!」(チンパンジーだ、見ろ!) 木の上の方を見上げると、
「おお、生チンパンジーだ!しかもいくら写真を撮っても小銭を要求されない!ピグミー族とは違う。」 その後、何頭も野生のチンパンジーと森の新鮮な空気を共有する。
次のターゲットを森の王者マウンテンゴリラに絞り、いつの日か会える日を心待ちにしつつウガンダの森を後にした。
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