レバノンと聞いてどんなことを連想するだろうか?
まず、国名なのか都市名なのか、はたまたゲリラの名称なのかが分からないかもしれない。
レバノンとは地中海に面する中東の国名で、首都はベイルート。
元々は地中海交易で栄え、この地域の商業、金融の中心地であったここベイルートは、かつて「中東のパリ」と呼ばれるくらい華やかな都市だった。
ところが1975年の内戦勃発により、イスラム教圏の西ベイルートとキリスト教圏の東ベイルートに分断され、その後2006年には他国からの侵攻により市街地が空爆された。
そういった経緯からか、とかく危険なイメージが付きまとうが、実際に訪れてみるとそんなイメージは一気に払拭された。
気候温暖、風光明媚、おしゃれできさくで優しい人々が暮らす素晴らしい国だ。
レバノンは観光的にも見所が盛りだくさんで、 それは、岐阜県と同じくらいの面積の小さい国なのに
世界遺産が5つもあることからも証明できる。
横浜でアラビア料理店を経営するレバノン人のシェフと仲良くなり、 その流れでベイルートにある彼の実家を訪れた。
すると、彼のお母さん、妹、甥っ子、姪っ子さんたちが大歓迎してくれ、アラビア風ごはんをたっぷりと振舞っていただいた。
タイイープ(美味しい)!
現在ではすっかり治安も安定し、街の再建も進み、人々も明るさを取り戻している。
ニュースや新聞でレバノンのことが報道されたときには、