オアシスの村から一歩出ると、
そこは無限に続くかのように見えるサハラ砂漠。
今日のツアーの相方、ラクダも歯をむき出しにして歓迎のごあいさつ。
ガイドの勤労少年もよろしくね。
自分「まだ小さいのに働くなんてえらいね。何歳なの?」
少年「8歳だよ。もう三年前からこの仕事してるよ」
8歳って、チュニジアには労基法はないのかな?
帰りはとっぷり日が暮れる時間になるらしいけど・・・。
サハラに沈み行く夕日に照らされた赤い砂と
黒い影とのコントラストが美しい。
自分の足でサハラを感じたくなって下りてみた。
けど・・・、頼む。頼むからどっかに行かないでくれよ、ラクダさん。
この地方は一年間にまったく雨が降らない年もあるらしい。
それでも何千年も前から脈々と流れる地下水によって
オアシスの村は維持されている。
地球ってすごい。
夕日に魅せられて動けないでいる。
と同時に、念のため勤労少年にラクダの見張りをしてもらう。
さっきまでの50度近い熱風が嘘のように
涼しげな風が吹いてきた。
気温はまだ38度だけど・・・。