世界一のロープウェイは4連構造になっている。つまり、1本あたり20分くらい要するロープウェイを4本乗り継ぐことによって頂上まで行くことができる。それにしてもスタート地点からゴールがまったく見えない・・・。1連目のゴールすら見えないとは、この先一体どれだけ長いんだか・・・。
なるほど、普通は立って乗るロープウェイも、1時間半もかかるとなるとやっぱり座席つきになるわけだ。そりゃそうだよね。
ロープウェイはぐんぐん上昇して、ようやく1連目のゴールが近づく。ここまで来るだけでもかなり達成感はあるのだが・・・。
2連目、ロープウェイが青い箱に変わった。ここではまだメリダの街も見えるし、木々の様子も変わらない。ところがこの状況が3連目から一変することになる。
おお、森が無くなった・・・。もはや気候的に植物が生息できる環境ではないのだろうか?確かに寒い。すでに氷点下かもしれない。
3連目が終わってここは標高約3,600m。ご存知富士山の頂上並みの高さだ。みんな4連目に乗る前に小休止しているようだ。高山病を警戒してのことだろうが、こちとらバックパッカーにはそんなに悠長に休んでる暇などない。早く下山して次の街に向かわなければ、きっつきつにスケジューリングしたベネズエラ弾丸旅行が完結しないのだ。
と言う訳で、のんびりと談笑するラティーナたちを尻目に、サクサクと4連目の乗り場に歩き出した。