「赤道の上に立ってみたい!」
子どもの頃、地球儀を初めて見たときから願い続けていた夢だった。
コロンビアの首都ボゴタの空港で突然声をかけられた。
「ニホンノカタデスカ?」
ん?日本語?
それまでスペイン語のシャワーを浴び続けていたので
耳がついていかない・・・。
「僕はお父さんが日本人なので、日本語が分かります」
おぉ、完全に日本語だ。
ボゴタの大学生のH原君には商社マンのお父さんと
コロンビア人のお母さんがいる。
中学までは鹿児島に住んでいて、
高校からお父さんの転勤でお母さんの母国コロンビアに
住むことになったという。